NPO法人建築文化継承機構
代表理事挨拶
上浪 寛
我が国の建築設計文化財をいかに残すか、後世に伝えるかという動機でJIA-KITアーカイヴス委員会の活動が2008年に始まりました。その後、目標を我が国の近現代建築文化を後世に伝える活動に広げ、2012年NPO法人建築文化継承機構が設立されました。
さらに、地球環境の時代、近現代建築の長寿命化が図られることが重要であり、また困難が多い時代にそれを乗り越え、次世代に良質の建築を残す活動として、建築家の言説や建築そのものの保全、継承を目的として活動しています。
JIA大会での「偉大な建築家の教えを学ぶ」シンポジウムや、展覧会、作品集づくり、すぐれた古い建築の表彰等、歴史を感じられる町づくりを推進するJIAの支援組織として、今後も日本のすぐれた近現代建築の保全、文化の継承に努力してまいります。